鍼灸指圧療法は、肩こりの緩和や治療に効果的な手法の一つです。
このページでは、鍼灸指圧療法の基本について説明します。

鍼灸指圧とは何か?

指圧は、日本の伝統的な治療法で、特定のポイントに圧力をかけたり、針を刺したりして、体の調子を整える方法です。
明治から昭和にかけて古方按摩,活法,カイロプラクチック,オステオパシー,ステポンテラピーなどを整理統合して作られたとされています。
この手法は、体内のエネルギー(気)の流れを調整し、身体のバランスを取り戻すことを目的とします。

鍼灸指圧療術師は、特定の経絡(けいらく)と呼ばれるエネルギーの通り道(スジ)に沿って、体の異常を改善するためのポイントを刺激します。
指圧療法では、指を使って圧力をかけることで、筋肉の緊張をほぐし、痛みを軽減します。

鍼灸の歴史

鍼灸指圧は、中国や日本などの東洋医学の一部として、数千年にわたり(日本では1200年ほどか)発展してきました。
これらの伝統的な治療法は、体の自然な治癒力を活性化し、健康を促進することを目指しています。
現代の鍼灸指圧は、これらの伝統的な原則に基づいて発展し、科学的な研究と臨床実践によって進化しています。

鍼灸指圧の効果と科学的根拠

鍼灸指圧療法は、肩こりだけでなく、さまざまな健康問題に対処するために使用されています。
科学的な研究は、明治から昭和初期にかけて大学病院で灸のデータが取られています。
*日本でも戦前,戦中は結核が多く薬がなく灸で回復した方が多くいました。現在moxafricaでは日本の灸法が再活用されています。
https://www.moxafrica-japan.com/

鍼灸指圧が痛みの軽減、ストレスの緩和、筋肉のリラックス、免疫システムの改善などに効果があることを示唆しています。
効果は個人によって異なることがあるため、個別のケースに合わせた施術が重要です。

“ツボ”は体調調節の効果的な治療点

ピッとツボを押して楽になればそれに越したことはありませんが,人の体は複雑です。
ルールや原理原則など紹介していきます。

人の体には360以上(1000ともいわれている)にも及ぶツボがあり,その一つ一つが経絡という線(電線のような線路のような)を通じて内部の組織や臓器に繋がっています。
人の体を精密機械にたとえれば自動制御装置のスウィッチのようなものです。
経絡はそれらを連携連結する回路のようなものです。

ツボは数千年もの人間の長い歴史の間で確認されてきたもので東洋思想によって洗練化され体系化されて治療のポイントとして活用されているものです。
鍼灸(はりきゅう)・指圧などによる治療は概ねこのツボ(反射点・反応点)によって行われています。
ツボを用いた治療で肝心な点はその取り方や操作の仕方です。
人の体や問題は百人百様ですから最初これ理論通り的確にツボを探り当てることは容易ではありません。
操作の仕方にしてもそのタイミング一つでその効果は著しい違いが生じてきます。

人が「手当する」と心がまえや気力,相手への意識の向け方によっても効果が左右されます。
そんなコツなど紹介できればと思います。